腸内細菌と共生する高麗人参

今回は高麗人参の有効成分で最も注目される成分であるサポニンについてお話ししていきます。
サポニンは多くの植物と、なまこやヒトデといった動物に含まれる成分です。
石けんのような性質を持つことから、石けん代わりに洗剤として洗濯に使われたり、一部の地域ではシャンプーの原料としても使われています。
高麗人参に含まれるサポニンは痰を切る、癌を抑制する、肝臓を強くする、血行を促進する、高血圧を抑える、肥満やコレステロールのコントロールなど様々な健康作用があることがわかっています。

面白いのはサポニンは胃では消化されないと言うことです。
そのため口から入った高麗人参エキスのサポニンはそのまま胃を通り抜け、腸に届いてから腸内細菌で分解され体に吸収されていきます。
もともとサポニンには糖がくっついていて、これが消化を難しくしています。
この糖をサポニンから切り離すのが、腸内細菌というわけです。
これが五臓に効くといわれる理由のひとつですね。

また、腸内細菌で変性されることで初めて大きな健康成果を出すことのできるサポニンもあります。
最近では高麗人参などからサポニンだけを取り除いて、圧力をかけたり、酵素を使うことで分解して吸収されやすい形にした高濃度なサポニンが健康食品として取り扱われています。
ちなみに高麗人参はじっくりと時間をかけて育てたものほど、サポニンの含有量が多くなります。

収穫までの時間が短いと十分な栄養素がのらず、逆に多すぎると根が太くなりすぎたうえで割れてしまい、細菌などに侵されてしまう危険があります。
そのため、十分な栄養素と安全性を両立させるためには、6年間育てた6年根水参というものが人気があります。
また、高麗人参は皮付きのままで蒸気で蒸してから乾燥したもの一般的で、紅参と呼ばれています。

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